愛着障害は心の病気ではありません

こんにちは。 自己肯定感up⤴カウンセリング つながりセラピー.com 島村繭子です。

 

愛着障害という言葉をご存知ですか?

人とのコミュニケーションが苦手、恋愛がうまく続かない、人とつながるのが怖いなどの生きづらさや苦しさの原因を解明しようとすると、愛着障害という言葉にたどり着くことがあります。「愛着障害とは、幼少期に得るはずだった愛情を十分に得られなかったことから始まり、親(特に母親)との愛着関係が不安定なものであると、大人になってからも対人関係などに大きく影響が出てきます」などと書いてある記事を目にすると、『もうこれが原因だ』って決めちゃうんです。

愛着障害を調べてみると、以下のようなものが出てきます。

■デジタル大辞泉 – 愛着障害の用語解説 – 乳幼児期に長期にわたって虐待やネグレクト(放置)を受けたことにより、保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで引き起こされる障害の総称。

■Wikipedia-愛着障害(あいちゃくしょうがい) は. 生まれて2年目までに形成される通常の母子間の愛着形成; 通常の愛着が2-3年以内に形成されない場合には、愛着は遅れて形成される. とする愛着理論に基づいている心理学用語である。

愛着障害は心の病気ではありません。
こだわりが強い、過度にいい子でいようとする、自分で選んで決められない、友だちが作れない、人のせいにする、反社会行動や自傷行為という症状は、身体と心が楽になろうとするうえでのやむにやまれぬ自己治癒反応なのです。

愛着形成が発達過程で未発達のまま成長して大人になってしまったことで、人間関係の土台がグラグラしやすく不安定になっている状態です。わたしたちは大人になっても絶賛発達中なので、むしろ発達の可能性が十分に残されているということです。

親のせいではありません。
あなたのせいでもありません。
誰のせいでもありません。

わたし自身も心理療法に関わり学んでいく中で、自分の生きづらさはこれが原因なのではないかと思い、取り組んだことがあります。親のせいにして、親を切り離すと、改善されたような楽になったような気分になりましたが、心の奥底では心苦しく、誰ともつながれない、寂しい思いを抱えていたものです。

今まで抱えてきた症状の原因を取り除くのではなく、その奥深くの真実は何であるのかに気づくことが本当の癒しにつながります。頭で理解するのではなく、体の感覚で感じるのです。体感覚で感じたものはなくなりません。
そこに自分の軸が立ち始め、しなやかに強く育てていくと、主体性が生まれ→物事を自分で選んで決められるようになり→自分の価値観で生きられるようになり(自己肯定感が高まる)→自分の生き方を選べる→嫌なことがあっても他人のせいにしないので、解決の道筋が出てくる→自分の人生を引き受ける覚悟が生まれるのです。
(参照:「愛着障害は治りますか?」花風社/愛甲修子)

大人になっても大人になりきれないまま人生を過ごすのはもったいない。自分のいのちや資質、能力を使って、自分らしくのびのびと、自分の人生にちょっぴり誇りを持てる生き方ができるとよいなあと思うのです。

 

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