[しまむらまゆこのメールレター10月号/2018]

今日のテーマは「受け取るキャンペーン始めました♪」です。

ありがとうの意味。

知っているようで正しく知らなかったことに気づきました。

それはカットも終わりの頃。

床屋のあいちゃんのひと言から始まりました。
(「idoya」三河島にあるエネルギー調整カットをしてる面白い床屋さんです。興味のある方は検索してみてネ)

「まゆちゃん、美人だね」

なんの流れだったかはっきり覚えていないのですが、

確かにそう言われたのです、

真っ直ぐに。

その時の私は、かなり無防備で不意打ちを食らったようになり、
うまく受け流すことも素直に受け取ることもできず、
思わず出てきた言葉が、

私、自分が美人だと思ったことないよ

その言葉を放った瞬間、
時間が映画マトリックスのように超スローモーションになっていくのを感じました。

あいちゃんは「毒矢を吹かれた」と胸を押さえ、
私は青ざめました。

そう。
私はあいちゃんの心のこもった贈り物を振り落とし、
足で踏みつけたばかりか、
毒矢を放ち、
牙をむいてしまうという仕打ちで返していたのです。

私はあきらかに「美人」という言葉に気を取られていました。

褒め言葉を受け取ってしまうと、
「そんなはずないでしょ(笑)」という辱めを受けるのではないかという恐れがまだ残っていて、受け取らずに攻撃するという態度に出ていたのです。

あいちゃんにとっては、
私の基準なんてなんにも関係なくて、
心のこもった贈り物を差し出したら
酷い目に遭ったということに他ならなかったのです。

そのあと2人で話しをしていて、
この武器?は、使うべきところで正しく使ってあげれば強味となって、
力を発揮することができるということを教えられました。
まさに、このときのあいちゃんの繊細さと強さです。

私は、あらためて自分の傷つきやすさや繊細な部分を感じ、
それを隠すために攻撃するという古い習慣を目の当たりにして、
このことに気づかせてくれたあいちゃんに
自然と心から「ありがとう」が出てきました。

この時の「ありがとう」は、
言葉にすると涙が出そうなくらい、
今まで感じたことのないほどの深みと真っ直ぐな感謝を持っていました。
聞いているあいちゃんも真っ直ぐ受け取ってくれたので、
レトロで昭和な床屋の中は温かいエネルギーに包まれていくのでした。

受け取るってこういうことなんだな。
しみじみと感じられました。

以前、ありがとうは「有り難い」ことで、
「有ることが難しい」ということで、めったにないことという語源を持っている、
と学んだことを思い出しました。

相手の想いを受け取って、相手の想いに感謝を伝えること。

有り難うが、やっと腑に落ちました。

言葉の意味を身体感覚で理解しているか否かで、
こんなにもはっきりと違いが出るのだと確信した出来事でした。

これまでの人生でも、やんわりと受け取らないことや、
スカしてスルーしてきたことがありました。

もったいないことをしてきたものです。

ありがとうと受け取ってみる。

よろしかったら、あなたも一緒に受け取るキャンペーン始めてみませんか?