根源的な自己肯定感を育むのに効果があるので、子育てママにはスキンシップが心と身体に与える影響についてお話しをすることがあります。すると、スキンシップと自己肯定感の関係を納得していただける方が多いのですが、
「スキンシップって本当に大切なんですね。ですがうちの子は大きくなってしまったので、もう手遅れなんでしょうか?」
という質問を受けることがあります。
いいえ そんなことはありません。いつからでも大丈夫です!たとえ大人になっていても自己肯定感を育むことやスキンシップからの安心感を貯めることができます。
ただし、年齢に合わせたやり方があります。それぞれの時期、その子に合わせたお互いが心地よいスキンシップを見つけたいですね。
生まれて間もなく~幼児期~小学校低学年
小さな子どもはたっぷりと触れ合うスキンシップ。
べったり育児がおススメです。
「子どもに触るのがイヤ!」と感じるときや「寄ってこないで!」って感じるときは、無理せず、誰かにお話ししを聞いてもらいましょう。まずは、お母さんが楽になる方法を探してみましょう。
小学校高学年~思春期以降
大きくなるにつれて、
頭や背中をなでたり、手をつないだり、身体をさすったり
スキンシップの質が変化していきます。
特に気難しくデリケートな思春期でおすすめなのは、
①部活の試合で勝って嬉しそうな娘に「おめでとう!よかったね!」と言いながら固い握手をする。
②テストの成績が悪くて落ち込んでいるときに「次はがんばってね!」と言って肩をポンッとたたく。
※注意事項)できるだけワンポイントで短時間にすること。ちょっと長くなっただけでも恩着せがましくなったり別のメッセージとして受け取ってしまうこともあります。
思春期を過ぎても親の側からべたべたと触れることはやめた方がよいそうです。
もちろん、子どもの側からスキンシップを求めてきた場合には、十分に受け止めてあげることも必要ではあるけれど、親の愛情を一方的に押し付け、いつまでも子ども扱いすることは負のスキンシップにさえなり得ることになります。
~『子どもの「脳」は肌にある』著者山口創より~
知ってるだけでもかなり楽になります。よかったら頭の片隅に置いといておいてくださいね。
わが家の長女はとても繊細で敏感な娘だったので、触れることは激しく拒絶、日常でスキンシップなんてできなかったものです。トゲトゲ、チクチク、尖ってました。
「私のせいで、こんな(いつも暗い表情)なの・・・」なんて思いながら、自分を責めたり、娘を責めたりしてましたね。いま思うとあの時は苦しかったな・・・
あの頃の私には伝えられないけれど、もし、あなたがあの頃の私のようにひとりで責めているとしたら、自分も子供も責めない方法で、一緒につながる方法を探していきましょう。