こんにちは 自己肯定感up⤴カウンセリング つながりセラピー.com 島村繭子です。
先日、システミック・コンステレーションのワークショップのお手伝いをしていました。
そのときのことです。
「自信がないのは子育てだけですか?」という言葉に、ビビッと反応した自分がいました。
さらに、「子どものことを心配していると、そのことを(自分に自信がないということ)忘れていられますよね」という言葉で、記憶の片隅にある感覚を思い出しました。
師匠チェトナ(小林眞実さん)はコンステレーションを立てる前のインタビューで、知らぬ間にかなり鋭いところをついてきます。そして、実際にコンステレーションを立てると、滞っていて凍りついていたエネルギーが溶け出し、溢れる愛が流れてくる場に遭遇するのです。
わたし自身の子育てはもうすっかり20年も前の話しですが、あの頃のわたしは自分の理想の母親を演じることに意識を囚われていて、自分の自信のなさがそうさせていたとは到底思いませんでした。師匠とクライアントのやり取りを聞きながら、なぜ自分が苦しかったのか、本当はどうしたかったのかが見えてきました。
あの頃の私があの場にいたら、泣き崩れてしまったかもしれないです。
そして、まったく聴く耳を持っていなかったようにも想像できます。
あなたに何がわかるんですか、私は間違っていません、と声を荒げ、差し伸べようとしてくれる手を払いのけるのかもしれません。なにしろ、恥ずかしながら尖っていましたものですから。
さて、子育てをしているとなぜこんなにも自分の自信のなさが表出してくるのでしょうか。
子どもがいなければ、ひとりでなんとかやれる自信もあるのに。
小さな子どもと接したこともない自分が子育てなんてわからないことだらけ。
いつもこれでいいんだろうかと自分を疑ってしまう。
ついつい他人の良い所と自分の悪い所を比べてしまう。
夫や両親から自分の子育てについて批判される。
完璧な母を求めていて、出来ていない自分を見つけてしまう。
自分のものではないところに小さな不安をいくつも抱えているので、心の中は緊張状態が続いています。そして、世の中にある漠然とした基準に振り回されているので不安定になりがちで、なにか外からマイナスの刺激があるとガタガタと崩れてしまうように不幸が押し寄せてくることになります。これは、自分に自信がないことから起こります。
子育てに限らず、自分と他人を比べていない時は不安定になりません。自分を安定させるには、自分の内側が中心になって、ゆるぎない自分の軸はどこにあるのかを見ていくことが大切になります。振り回されない自分を見つけるにはどうしたらいいのかを見つけていくことが自分を救い出す方法です。
外の訳の分からない基準に縛られているよりも、一生懸命やって失敗しても「ごめんね、失敗しちゃった。また、がんばるね」と子どもの前で笑っていられると、子どもも楽でいられます。
「お母さんは自分で(自分の人生を)背負えるから、あなたは楽にしなさい」という状態でいられると、子どもも自分の人生を自分で見出すことができるのです。
~ほぼ師匠チェトナの言葉より~
人にどう見られたいかではなく、どうありたいか、どんな人でいたいか。
どうやったら自分が気持ちよくいられるのかを見つめていきましょう。
自分の軸と照らし合わせて、自分にとっての真実で生きていくことができると、楽で心地よく自由にのびのびと足を踏み出すことができるので、失敗したりうまく進むことができなくても奈落の底に落ち込むようなことはなくなります。なにをすべきか、なにをやってみたらいいのか、作戦会議を立て直すことができるようになっていきます。
自信は、自分を信頼するという言葉。
それは今まで受け取ったものや自分に対して「私のことだから、ちゃんとやっていくでしょう」と自分を信頼し、「今までもなんとかとやってきたし、努力もしてきたし、きっとやれるでしょう」と未来の自分を信じてあげることが自信なのです。
~ほぼ師匠チェトナの言葉より~
システム理論は奥深く、わたしにとっては一生の学びになるものと確信しています。