自己肯定感は心の根っこを健やかにするもの
月曜日が辛い。
仕事は楽しくてやりがいがあるのに、休みになるとどっと疲れている。
本当はもっと違う生き方をしたいと思っているのに、今の状況を変える勇気がない。
周りに合わせなきゃ、職場に迷惑をかけては申し訳ない、もう少し、もう少し頑張ろう。
そうやって、気持ちだけで一日一日を乗り切る生活。
でも、もうこれ以上無理だと身体が悲鳴をあげました。米粒がのどを通らなくなり、心療内科を受診。
これはかなりギリギリだったかつての私です。
こんな私のような経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その時の私に必要だったものは、離職でした。当時、責任のある仕事を任されていましたが、私は自分の心と体の健康を優先しました。
そしてこれまで身につけてきた様々な技法の心理セラピーで心の健康を取り戻し、心は楽になり、自分らしさを取り戻し、心理セラピストとして活動していきますが、なぜか心の奥底では母や父とつながれていない、物寂しい気持ちを抱えている自分に気づいていました。
そんな中、私にとって衝撃的なファミリー・コンステレーションという心理療法に出会います。言葉では言い表せないほど、なんとも静かで奥深く、温かい愛のつながりを感じ、魂に響くものでした。スピリチュアルな世界は全くわからないのですが、なにか腹の底で感じる確かなものはどっしりと安定して私の中に入り込んできました。この出会いが私を大きく変えました。自分の中にゆるがないしなやかな軸ができ、父や母を助けようとしたり役に立とうとしない居場所、等身大の自分を知ることができたのです。
自分の居場所にいること、等身大の自分でいることが最大の自分
人はひとりでは存在しません。
父と母からできている私、兄と妹がいる私、福岡という生まれた土地で育まれた私、代々つながる命、たくさんのものとつながっている私。
親との関係を断つやり方ではなく、もつれをほどいてあたたかくつながるセラピーは私の生き方に大きな変化と力強さを与えてくれました。
誰かを助けるためでなく、誰かの役に立つためでなく、誰かを救うためでなく、
自分の人生を自分の手で探りながら足元を確かめながら体で感じながら進んでいく。
これが、「自己を肯定し、自分の人生を歩き始める」ということだと実感しています。
自然と自己肯定感を高める
自分の中にあるエネルギーを取り戻すことで
できないことが出来るように一生懸命頑張るとか
とにかく自分を変えようと努力するとかではなく
そのままの自分
できないことがあっても、他の人のようにならなくても
私をまるごとそのままで大丈夫って肯定するのが自己肯定感。
自己肯定感が高まると、
今まで見えてこなかったものが見えてきたり
こんな一面もあったんだなぁって気がついたり
物事を広く捉えることができるようになったり
今までと違うやり方で取り組んでみたりすることができるようになります。
それが、自然と気がついたら「今までの自分と違う」ってことかなって思います。
今まで、頑張っても頑張っても変えられないと思ってきた方に感じて欲しいです。
たった一度の大切な人生、自分の人生を歩き始めてみませんか。