こんにちは。
自己肯定感を高めて折れない自信を作るセラピールーム
つながりセラピー.com しまむらまゆこです。

HIJのシステミック・コンステレーショントレーニングに参加してきました。札幌の美味しいものを食べ、心地よい柔らかな緑の葉っぱや道ばたに咲き誇る小さな花々にふんわりと後押しされながら、このところ取り組んできた自分のテーマに向き合ってきました。トレーニングが終わって1週間が過ぎ、徐々に通常な自分へと戻りつつあります。

自分の中で準備ができて必要に迫られたときに、初めて今まで見ることができなかったものを見ることができるのだとあらためて感じました。

いつも逃げている。

なにかに怯えている。

その感覚が拭えませんでした。
こんな自分ではいけないと自分を責め、奮い立たせようとしてきました。
そう思えば思うほど向き合うことができず、かといって諦めることもできず、なにか違う方法があるんじゃないかと探してみたり、方向転換をしたり、回り道をしたり、途方に暮れて立ち止まったりしていました。

いつしか自分を信じられなくなり、わたしにはできないという枠の中に入り込んでいました。

被害者意識を働かせていて、悲劇のヒロインに仕立てて、いつか王子様が現れておとぎの国へ連れて行ってくれるんじゃないかって、淡い期待を抱き続けていたこともあります。
「本当の私はこんなはずじゃない」から、頑張って耐えていれば、いい子にしていたら、いつかはきっと。って思っていたんですね。

そう思いながら、自分は何も動けず「わたしにはできない」という枠の中に入っていたことに気がつきませんでした。

「こんな人生はイヤだ」「なんで他の人が普通にできることを私はできないんだろう」「なんてダメなやつ」と自分を責めるのは得意なのに、ここから抜け出すにはどうしたらいいのかわからなくて、もがけばもがくほど身動きが取れない感じでした。

動けないのには、動けない理由があります。自分を責め続けてしまうには、自分を責め続けないではいられない理由があります。自分の意識には上がってこない、目には見えないところで、大切な何かのために精一杯エネルギーを使っていて疲弊しきっていたり、途方に暮れていたり、順番を待ち続けていたりしていたのです。

コンステレーションでは、幼い自分の魂の働きが見える化されます。それは、わたしたちは自分が思うよりも遥かに深く、強く、純朴な愛のエネルギーに突き動かされていることが明らかになっていきます。家族の痛みや絶望と、命を守り次の世代へつなげるための強い思いと愛が、わたしたちの細胞ひとつひとつに刻み込まれています。そして、受け取るべきものを受けとれていなかったり、流れてくるべきものが凍結していたりする理由が明らかになると、わたしたちは、本来の等身大の立ち位置に戻ることができ、自然の摂理に基づいた本来の自然な流れが静かに始まっていくのです。

コンステレーションの働きかけを受けた後は、脱皮したてのザリガニのようになります。這いずり、のたうち回ったあと、体のあちらこちらに痛みの残骸とぎこちなさを感じながら、新しい殻が馴染んでいくのを眺めていると、今まで点々と散りばめたようにあったいくつもの感覚や出来事や思いが、コンステレーションの場で起こった代理人の一挙手一投足によって、まっすぐに手を伸ばし、すーっと手をつなぎ、光り輝き、腹の底に落ちていくような感覚がありました。それらひとつひとつをじっくり時間を味わうたびに、わたしの中の細胞が大きく膨らみ、深い深い呼吸を始めていくのでした。

今あらためて、自分の生き方に自信がなくて、自分ではどうしようもなくて、さまよい続けてきた自分へ、心を込めて「ありがとう」を伝えています。

わたしにもできたから、あなたにもできます。

 

札幌市中央区西18丁目にある創作フランス料理ヌーベルプース(Nouvelle Pousse)は、目も心も身体も喜ぶお素材を活かした野菜たっぷりのフレンチ。シェフのふんわりした人柄やおもてなしにすっかりいい気分になってしまいます。しかも懐にも優しいので毎回お邪魔することになるのです。おススメです。